はじめに(提出用)
選考お題への答えです。結論 → 対応例(問い合わせE) → 初日のやり方、の順で読めばOKです。操作を試すなら下の黄色いボタンから。
結論
CS問い合わせ増への打ち手は、自動送信ではなく、担当者の判断支援デスク(CS Desk)を入れることです。危険度はルールで標準化し、返信下書きは Gemini 無料APIで作り、人が最終確認して送信します。
As-Is / To-Be
- 担当者が読んで、商品/ユーザー情報を都度探す
- 過去対応・社内ルールの場所が統一されていない
- 責任者確認基準が担当者ごとに違う
- AI下書きの使い方も属人的
- 取込と同時に分類・リスク・確認先・下書きがそろう
- 類型ポリシーとエスカレーション基準をアプリ固定
- 高リスクは責任者キュー必須
- 対応記録を案件単位で残し、CSVで共有可能
責任者への判断材料(4点)
問い合わせ取込 → 一次判定 → 確認先チェック → 担当者確認 → (高リスクは責任者キュー)→ 下書き編集・チェック → 人が送信 → 案件記録。 週次で誤分類をルールへフィードバックします。
ルール探索・ゼロベース起案・確認観点の洗い出しを短縮します。 危険案件の取りこぼしと誤約束をガードで防ぎ、担当者差を圧縮します。
誤分類、事実の断定、返金・交換の誤約束、現場の未利用、ブラウザ個別保存の限界。 対策は人の最終確認、禁止表現検知、CSV引き継ぎ、パイロットです。
ポリシー承認、初日オンボーディング、1週間パイロット、データ参照先の確認、 共有DB化、メール連携、KPI実測への置き換え。
Before / After(仮置き)
Before: 約15〜25分(探索・起案・確認待ち含む想定)
After: 約8〜12分(下書き+確認観点が最初から出る想定)
Before: 担当者ごとに基準が異なる
After: 類型ルールで自動振り分け。担当者判断の揺れを縮小
Before: SNS言及などを通常対応してしまう恐れ
After: 強制エスカレーション+送信前ガード
Before: 形式・保存場所が不統一
After: 案件単位で統一保存。CSVで共有可能
初日オンボーディング(15分+運用開始)
- 提出サマリ(/brief)と類型ポリシーを承認する
- パイロット対象(例: 全件 or サンプル20件)を決める
- エスカレーションの返信目安(例: 当日中)を仮決めする ※正式SLAは不足情報
- 初日は責任者キューを1日2回見る
- デモ案件A〜Eを1周操作する(15分)
- 実問い合わせを「新規取り込み」へ貼り、確認済み事実だけ記入する
- 高リスクは自分で返さず責任者キューへ送る
- 送信は下書きコピー運用。送信後に「送信済み」を押す
- 誤分類・誤下書きをチケット化してルール更新候補にする
- 週次レビュー(金曜15分)をセットする
- 本番利用時の Gemini 有料枠/データ学習オフ/社内キー管理を確認(不足情報)
パイロット成功条件
- 担当者がプロンプトを独自改造せず、このアプリ手順だけで返信できている
- SNS/交換要求案件が責任者キューに漏れていない
- 「返金します」等の誤約束が送信されていない
- 1件あたり時間とエスカレーション率を記録できている(仮置きの検証)
問い合わせA〜E 対応方針一覧
対応例:問い合わせE を選定
SNSに「当たりが入っていない」と書き込みます。今すぐ返金してください。
この案での対応手順
- 案件を取り込む(デモでは初期データとして投入済み)
- デスクが「SNS・法的言及 / リスク高 / エスカレーション要」と一次判定 (検知シグナル: sns、書き込み、今すぐ返金)
- 確認先ガイドに沿って事実を集め、分からないことは不足情報のまま残す
- 担当者は即返金せず、責任者キューへ送る
- 責任者方針例:「原則返金不可。事実確認後に回答。補償約束禁止。」
- 不足情報(注文番号など)を顧客へ依頼しつつ、慎重な文面で返信
- チェックリスト完了後に送信し、案件を「完了」として記録
- 注文番号(または購入日時・商品名)
- 担当者側で確認済みの事実(履歴・ステータス等)
- 顧客の要求根拠(抽選不満か、別の不備か)
伊藤 健 様 この度はご連絡いただきありがとうございます。 ご指摘の内容について、現在確認を進めております。 抽選結果を理由とした返金対応は原則として行っておりません。 一方で、商品ページの記載内容やお届け状況に確認が必要な点がないか、事実関係を確認のうえ改めてご案内いたします。 お手数ですが、対象のご注文番号(または購入日時・商品名)をお知らせください。 確認後、責任者を含めて対応方針をご連絡いたします。今しばらくお待ちください。 日本トレカセンター カスタマーサポート
品質改善ループ(週次)
- 完了案件から誤分類・大きな修正が入った下書きを3件抜き出す
- ルール(キーワード/ポリシー/禁止表現)の更新案を作る
- 責任者が更新を承認し、バージョンとして残す
- 翌週のパイロット指標(時間・再問い合わせ・インシデント)を確認する
AIスペシャリストの役割は「一度作って終わり」ではなく、完了案件からルールを更新し続けることです。
引き継ぎ上の注意(共有)
- 本MVPはブラウザの localStorage 保存です。別担当者PCとは自動共有されません。
- 当面は「CSV出力」またはスクリーン共有で案件を渡してください。
- 次フェーズで共有DB / 既存CSツール連携が必要です(不足情報: 現行ツール名)。
AIの使い方(実装方針)
危険度・責任者送りはルール判定、返信下書きは Gemini 無料APIです。自動送信はしません。人が最終確認して送ります。
- キーワード+類型優先度で分類(SNS言及は最優先)→ 再現性のある振り分け
- 類型ごとのポリシー・確認先・チェックリストをアプリ固定
- Gemini(gemini-2.5-flash)が返信下書きを生成。失敗時はテンプレにフォールバック
- APIキーは担当者ブラウザの localStorage のみ(GitHub Pages向け)。リポジトリには置かない
- 禁止表現スキャンで誤約束を防止(Gemini後も必ず通す)
リスク(AI利用)
- Free Tier はプロンプトが Google 製品改善に使われる場合あり(本番は有料+ポリシー確認が必要)
- 無料枠のレート制限で下書き生成が失敗しうる(その場合テンプレで継続)
- 丁寧な誤案内が起きうる → 送信前チェックと禁止表現ガードで抑える
- APIキーをブラウザに置くため、共有PCでは使わない/使い終わったら消す
不足情報(現時点では決め打ちしない)
- 問い合わせチャネル(メール / フォーム / チャット等)
- 月間件数・類型別割合・平均対応時間(Before/After仮置きの実測値)
- 商品マスタ / 抽選結果 / 発送ステータスの参照方法
- 本番向けの社内キー管理・有料枠/データ学習オフの方針
- 「PSA10確定」等の表記の保証範囲
- コイン返金の例外条件の有無
- 責任者の対応可能時間帯・エスカレーションSLA
- 現行のCSツール / 共有ドライブの正式な置き場